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人間の営みと
アクティビティケア生活を明るく、快く過ごすためにあなたならどんなケアを提供しますか?実際にレクリエーションなどを体験しながら学ぶ楽しい授業です。
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こころとからだのしくみ
生活支援に欠かせない基本の学び。こころとからだの不思議や生命の尊さを学びます。
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手話
聞こえの仕組みや福祉機器の活用はもちろん、手話を通して聴覚障がい者の方に対する理解を深めていきます。
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生活支援技術
ベッド上での洗髪が必要なときもあります。安全で安心できる洗髪はどのようにすべきでしょうか。利用者の状況に応じた実践的な介護を学びます。
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コミュニケーション技術
利用者の伝えたい気持ちを引き出す力、伝えられないこころまで汲み取る力、利用者に伝わるように伝える力など、分かち合うためのコミュニケーション技術を身につけます。
現場から学校へ、
先輩から後輩へ。
地域医療のパイオニア「医療法人財団健和会」と地域福祉のエキスパート「社会福祉法人すこやか福祉会」を含む「東都保健医療福祉協議会」が主な実習先です。また就職先でもあり、1期生から6期生までたくさんの卒業生が働いています。
19法人、150を超える事業所の医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、ケアマネジャーなど、さまざまな職種の仲間が授業でも現場でも介護の魅力を伝授しています。
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国立科学博物館
「こころとからだのしくみ」の授業では、国立科学博物館を見学します。高齢になると肩こりや腰痛を起こしやすくなるのはなぜか?直立二足歩行となり、手が自由に使えるようになった反面、重たい頭を二本足で支えるために、肩や腰に負担がかかりやすくなってしまったのです。私たちのこころとからだには、地球に生命が誕生してからの40億年の進化の歴史が刻まれていることを学びます。
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車いす体験
「生活支援技術」の授業では、屋外の車いす体験学習に出かけます。学ぶことは車いすの操作法だけではありません。 実際に車椅子に乗って電車に乗ったり買い物したりしてみると、今まで感じることのなかったことに気づきます。側を通る車がこんなにも怖かったのか、これまで気づかなかったわずかな段差を乗り越えるのがこんなにも大変だったのか。介護される人の立場にたって学びを深めていきます。
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高齢者体験
「介護の基本」の授業で「高齢者体験キット」を装着して色々な動作を行います。例えば、自動販売機でお水を買って薬を飲む動作。財布を開けない、硬貨がいくらかわからない、水を買えてもキャップが取れない、薬も取り出しづらい、イライライライラ…大変な思いをしてようやく薬が飲めるのです。実際の利用者は見えないキットを装着したまま、様々な思いの中で生活しています。目の前の利用者はどんな思いなのか。介護職として自分は何ができるのか。どんな環境だったら利用者の生活がよくなるのか。様々な視点で考える授業です。
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戦災資料館
「人間の尊厳と自立」の授業では、江東区にある「東京大空襲・戦災資料センター」に見学に行きます。東京大空襲を体験した語り部からも、当時のお話を伺います。介護を勉強するために、どうして戦争のことを知らなければならないのでしょうか。日本国憲法には全ての国民が平和なうちに生存する権利を有していると記されています。介護・福祉はみんなの「しあわせ」や「ゆたかさ」を「本当のこと」にしていく仕事です。一人ひとりがしあわせを実感するためには何が必要なのでしょうか。自分だけではなく、相手のしあわせを願う気持ちを、誰もが持つためにはどうすれば良いのでしょうか。
資料館の見学をヒントにしながら、さまざまな科目での学びも結びつけて『福祉』を考えていきます。 -
ハンセン病資料館
卒業式を目前に控えた2 月の中旬に、ハンセン病資料館に見学に行きます。医師からハンセン病についての講義、学芸員からは介護を必要とする状態になった療養所の入所者の様子、語り部(当事者)からのお話をうかがい、資料館の見学と国立多摩全生園内の散策と盛りだくさんの一日です。
この国の誤ったハンセン病隔離政策は未曾有の人権侵害を生みました。
どうしてこんなことが許されてきたのでしょう。今現在このような問題は本当にないのでしょうか。みなさんは全国のハンセン病療養所でどんなことが行われていたのか、またそこで入所されている方々がどんな風に暮らしていたのか知っていますか? 2年間介護を学び現場に飛び立つ直前に、自分たちが福祉の専門職として何を大事にするのかを考える時間です。